2020.09.11

「再発した膀胱がんが消えました」
〈私の回想シリーズ〉
10数年前の話が今も鮮明的に記憶に残っています。
ある春の日、仲間と久しぶりにゴルフをしました。午後シャワーから出たところ、携帯電話が鳴りました。“今頃何の急用があるでしょうか”とぶつぶつ言いながら、濡れたままの手で受信キーを押しました。
「もしもし?」
「Wですが、」
「え?珍しいですね、何かありましたでしょうか?」
「え!今は病院のロビー、出るところ、消えましたよ。」
「何が消えましたか?」
「再発した膀胱がんが消えました!」
「あ、おめでとうございます!抗がん剤の治療が成功しましたね!」
「え、抗癌剤を使ってない、おたくの物だけ使っていますが、」
「え?え??」
「え、だから検査終わったすぐ君に電話したいと思った!
しかし医者の話では、一般的に考えられない、もしかして、以前が誤診だったかも知れません、又、今回の検査結果を1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月続けて観察が必要です。」
「え?S病院が誤診?ないでしょう?」
「そうですね、がんの再発はC Tも撮れていますし、内視鏡でも確認したね。」
。。。。。。
私は興奮してから汗が再び湧きました。我慢できず大声での電話対応になってしまい、周辺の皆さんの驚き表情の中に電話を切りました。皆さん、すみません、大変失礼しました!!
Wさんは同じロータリークラブのロータリアン仲間、温厚な年長者であり、精細な絵を描くことが好き、作品も多いです。毎週東京都内の名所を巡り、後日その場所、光景を絵に描きました。
ある日、偶然の雑談中彼は最近膀胱がんの手術した、検査と手術は一寸苦しい感じがしている、その手術後、がんを再発した事を確認した話を聞きました、「大変ですね」と同情、心配の気持ちが膨らんできました。「抗がん剤は少し楽になったでしょう?」と彼に聞きましたが、「あれはなー」と彼の答えでした。
皆さんもご存知のように抗がん剤の副作用の話も印象的に深く残っておりますので、この苦しみ緩和のために私は自社の製品を勧めました。
Wさんは真面目、繊細、慎重な性格の方ですので、製品の開発経緯、成分分析、以来の応用結果、継続の研究発表、アメリカM I T教授の研究発見などを簡単に紹介しました。勿論使用方法も説明しました。
Wさんは半信半疑の表情で「やってみましょう」と言いました。使用が始まった1ヶ月半くらいでその電話がありました。
後日に、彼と会合で会い、会話が続きました。
「驚きました、何故抗がん剤を使わなかったですか?」
「膀胱がんに効く薬がなかったのです。」
「この実例は初耳でしたが新しい発見ですね、大変嬉しいです。」
「今は結論と言えない、医者の言う通り定期検査の結果をみましょう。」
以後、Wさんの使用が続きました、検査も医者の要求通り続きました。1ヶ月、3ヶ月、6ヶ月、9ヶ月、12ヶ月、、、3年間定期検査が続きました。「再発したガンが綺麗に消えたという結論を医者から言われた」とWさんから伝えられた時の興奮より、その事実、実績を確実された満足感、幸福感が大きかったです。
我が製品は通販のみです。Wさんの自宅も都内で近いですがご連絡してから翌日に必ず届ける距離です。しかしWさんは2ヶ月に1遍運転手を外で待機させ、自分で取りにいらっしゃいます。「郵送が便利ですよ」と何回も言いましたが、「いいえ、私は取りに行くべき」とWさんは何度もおっしゃいました。また、毎年、Wさんの手描き年賀状を頂戴しますが、数年前から、ご本人が直接年賀状をお持ちになってくれます。その時、家内はお茶を用意しながら「失礼にならないでしょうか?」何時もぶつぶつ恐れおそれでした。家でWさんと雑談をしながら楽しい時間を過しました。
あっという間にWさんは10年以上私の製品を続けてご使用いただきました。元気にしていっらしゃっている姿は、交詢社の新年祝賀会で私が撮った写真をご参考になさって下さい。(平成29年1月、当時Wさんは94歳)
(注:Wさんは日本一部上場会社の会長でした)。