2019.04.29

腎臓の再生能力には限界がある?
腎臓は自己再生能力が優れている肝臓と違い、限られた再生能力しか伴わない大切な臓器です。ネフロンと呼ばれる約100万個の管状の構造が集まってできていて、それぞれのネフロンには、ろ過機能の大部分を担う尿細管があります。尿細管が損傷した場合、ある程度自己修復することができますが、もしネフロンが壊れるほど損傷してしまうと、全体の修復はもうできません。
腎臓は新しいネフロンを作ることができない!
ネフロンが壊れるごとに、毒素と老廃物のろ過機能が失われていきます。これが続けば、徐々に腎臓が血液をうまくろ過できなくなっていき、老廃物が全身に流れ、それがまた腎臓に戻てくるという悪循環に陥ります。継続すると腎機能の低下だけではなく、慢性腎臓病や腎不全と悪化する可能性があります。
腎臓のケアを!
腎臓の自己治癒力は限られています。適切なケアをし、腎臓の負担を減らしていきましょう。
図の中の名称 訳
①Proximal ~:近位尿細管
②Bowman’s~:ボーマン嚢
③Gromerulus:糸球体
④Distal~ :遠位尿細管
⑤Cortex :皮質
⑥Medulla :髄質
⑦Loop~ :ヘンレ係蹄(ヘンレループ)
⑧Collecting~:集合管
⑨to ~ :尿管へ
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